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「昨年を超える新人研修提供のために!」~講師・スタッフの裏側に迫る~

2025.03.21

研修評価に直結する講師力、そして研修を裏方で支えるスタッフの運営力。
お客様のやりたい教育に応えるためには、そのどちらも欠かすことができません。
昨年までを超える高品質の研修を提供するため、アイティ・アシストでは日ごろから改善の意識を持って業務に取り組んでいます。
そこで本日は、普段なかなかお見せする機会のない、研修品質向上のための講師・スタッフ取り組みについてご紹介します。




講師・スタッフによる新人研修全体の振返り

新人研修が落ち着く8-9月ごろ、講師とスタッフでKPT(Keep/Problem/Try)を使って振返る機会を設けています。主に各社の進行・運営の良かった点、改善点、次年度に向けた検討事項などを話し合い、より高品質な研修にしていくために意見を交換しています。
「研修日程を増やす」「クラス数を見直し、サブ講師の割り当て人数を変える」といった規模の大きな話もあれば、「資料の配布タイミングを変える」「予備のタブレットを追加する」といった細かい話まで様々です。

教材の内容や研修の進め方に関しても、毎年必ず見直しの要否を確認しています。
こちらは講師中心に、各教材を使用した感想、良かった点、講義進行の改善点などをざっくばらんに話し合います。また、多様性や近年の労働環境の変化も考慮したうえで「教材の記載や講師からの伝え方は適切か」といった多角的な視点も交えて検討しています。

話し合いで挙がった意見を踏まえて各教材の改定方針を定め、講師・スタッフが二人三脚で教材を調整します。

※Java教材改定に向けた意見出しメモ


講師勉強会でインストラクションスキルを磨く

そして、さらなる講師力向上を目的として、毎年講師向けの研修も企画しています。
2022年度はビジネス・技術研修の両方で活用できる「振返り時の指導力強化」をテーマに、アジャイル手法を活用したKPT研修を実施しました。

ワークを通して、どのように振返り、それを次の成長へつなげる気付きを生む進め方や、指導時のフィードバック視点の強化を図りました。単に演習に取り組んでもらい、あとは受講者自身の気付きに任せるのではなく、講師が適切に振返りを進行・指導することで、研修の効果が最大化するインストラクションを習得しました。

2023年度は、生成AIに関するセミナーを実施しました。この頃から、新人研修内での生成AI使用要否やポリシーについて検討を始めるお客様が急増していたためです。講師・スタッフのAIに関する知見を深め、受講者へ的確にアドバイスできるようにするため、生成AIの業界に精通しており、書籍も出版されている講師を招き、登壇いただきました。

2024年度は受講者評価の高いベテラン講師から登壇機会がこれから増えていく講師まで、講師力をアップさせるための勉強会を実施しました。詳細はまた別の記事でご紹介します。

そして、講師-スタッフ間のコミュニケーション力向上に欠かせないイベントとして、勉強会の後に毎年必ず懇親会を実施!他にも忘年会や、新人研修開始直前のキックオフなど様々な企画を行っています。講師-スタッフのみならず、講師同士も様々なゲームやイベントを通じてコミュニケーションを築き、全員が一つのチームとなって最高の研修を創り出していきます。

最後に新たな取り組みとして、アイティ・アシストでは「優れた講師」に求められるスキル・マインドを明確化し、スキル要件として整理いたしました。これまでも講師に大切なスキルやマインドは講師陣と共有していましたが、今回は体系的に見直しをかけています。
特にインストラクションスキルを中心に約50項目にまとめており、今後の講師育成の指針や目標として活用していきたいと考えています。私たち自身で言うのも恐縮ですが、このような取り組みを行っている研修会社は他に類を見ないと思います。

いかがだったでしょうか。
本日は裏側の話題が中心でしたが、より良い研修実現のためにアイティ・アシストが行っている取り組みについて、少しでも理解を深めていただける機会となれば幸いです。
2025年度アイティ・アシストが提供する新人研修は、昨年を超えてさらに良いものになるよう、現在講師・スタッフ一丸となって準備を進めています。

――すべては受講者の成長のために。それでは、新人研修でお会いしましょう!